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塾講師の性能差が一目瞭然!

実はわが家の玄関は内開きである。
ひょっとするとこれは重大な設計ミスではないかと伜がいう。 お客さんが一時にたくさん帰るとなると大変なのである。

土間に靴をはいて立っている人が邪魔になってドアが開けられないということになる。 玄関を一時に使う定員は4名としてある。
ただ、ドアというものは本来内開きが原則であるということは覚えておいてほしい。 外国映画を思い浮かべてみても、外開きのドアなど見たことがないだろう。
エチケットとしては、ノックをする人が押して入り、許可を与える人が引いて招き入れるものなのである。 そのほうが、無法な侵入者などにも安全性が高いのだ。
入ってほしくない人なら、ドアを押し返して閉めることができる。 逆だったら、ノブを懸命に引っ張らなくてはならず、外の力が強い場合ひきずり出されてしまう。
錠もふつう内開きを前提につくられているし、蝶番にしても外開きの場合、外からゴソッとドアごと外すことが可能となる。 ドアの機能としては内開きのほうが絶対に安全なのだ。
トイレのドアにしても内開きにしておけば、中に人が入っているのに、「あっ失礼」とハチ合わせなどというケースもなくなる。 日本古来のドアというのは観音開きといって、外側に開くものであるが、西洋式のドアは内開きが原則、これをお忘れなく。
塀という字は日本製の漢字で、本場の中国にはないが、垣にしても塀にしても土偏になっているのは、もともとは土塀が始まりだったからだろう。 沖縄には、石垣という名の島もあるほどで、石垣は盗賊よけというよりも台風よけだったのだが、その石垣の屏風状になった部分を沖縄の方言でヒンブン(屏風)という。
塀という字がピッタリの感じで、目隠しという意味だそうである。 垣というのは低いヘイのことである。

盗賊や外敵を防ぐ目的ではなくて、目隠しの屏風か衝立程度で隣地との区切りの表示のようなものである。 いっぽう高い丈夫なヘイは、漢字では賠と書き、つくりの嗇は吝嗇(けち)の嗇である。
高いヘイは吝嗇漢の住居のシンボルという概念もありそうで、古い家相書には高いヘイは凶相とあるのも、このような意味からであろう。 封建時代にはヘイの高さが身分の高さを示していたこともあった。
垣は乗り越えようと思えば簡単に乗り越えられるだけでなく、簡単に撤去もできるようなヘイである。 いくら自分の敷地だからといって、隣地や道路際に刑務所のような大げさなヘイをつくり、近隣のコミュニティから自らを隔絶するようでは、よい隣人とはいえない。

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